有限会社フードスタッフ
- 「おいしいねっ」が聞きたくて。
素材の魅力をとじこめた愛情いっぱいのスイーツづくり。 - どんなときだって「おいしいアイスを届けたい」。そのまっすぐな愛情が、新しい商品を生みだし、スイーツを通して湯布院・大分の素材を輝かせます。心に残るひとくちの秘密をご紹介します。
新商品づくりの出発点はいつも、食べた瞬間の“おいしい!” がはじけるスイーツ。新商品企画は、タルト生地の上にチョコやアイス、さらに冷凍フルーツを重ねるアイデアからはじまりました。ところが、食感の相性が思うようにいかず、“あとひと工夫”を日々、試行錯誤。それでもあきらめず向き合い続けて生まれたのが、新商品の“ホームタルト”。
卵プリンアイスのやさしい甘さに、ほろ苦いカラメル、生クリーム、そしてメレンゲ菓子を上に載せて、瞬間冷凍で素材の香りをぎゅっと閉じ込めました。
特にメレンゲは、大分で収穫されたバナナ(なんと温泉の熱で育つのだそうです!)のほかに、県産のイチゴやレモンを使用。最初のひと口から果物の香りがふわっと広がる華やかな軽やかさを大事にしています。香りは、食べる人の気持ちもふわっとほぐしてくれるもの。さくっ、と軽い食感も大切にして、「また食べたいね」と言ってもらえるよう、独自の調整を繊細に、繊細に重ねています。大切にしているのは、「“本当に”おいしいものを食べてもらいたい。おいしいものを食べるとにっこり笑顔になるから」。その思いが、毎日の試みを支えています。

写真は、まもなく完成する新商品!(取材時点)
“アイスへの愛”を支える愛と情熱
溝邊さんが“おいしさ”に向き合うようになったきっかけは、食品会社で営業事務として働いていた経験から。仕事は製造現場とは全く違う内容でしたが、「お菓子ってどう作られているんだろう?」「新商品のレシピはどう生まれるの?」と、お菓子が生まれるまでの過程に心がどんどん引き寄せられていきました。お昼休みには開発部にいる同期から話をきいたり、直接お客様と接することができる試食販売の現場にも足を運んで自社の商品の反応をうかがってみたりと、とっても探求心が豊富!
ご主人も当時同じ会社で新商品の開発を行っていたそう。その一つがソフトクリームの開発。当時100円が主流の時代に300円で提供した商品は珍しく、「素材のおいしさを届けたい」という信念のもと生まれた挑戦でした。

ソフトクリームへの飽くなき探究は、「究極のご当地ソフトクリームを作りたい」という願いとなり、フードスタッフの製造部門を創業しました。作りたてのおいしさを封じ込めるためにほうぼう機械を探し、思い切ってイタリアから急速冷凍機を600万円で導入したのが22年前。その急速冷凍機は今も現役で活躍しています。新しい商品開発に取り組むときは、「せっかくなら絶対においしいものを作りたい」というまっすぐな情熱。その積み重ねが今のおいしさを支えています。

大分の“おいしい”をあなたへ。地域と人をつなぐスイーツづくり
観光地のお土産開発・販売を中心に行ってきた溝邊さんですが、平成28年熊本地震や新型コロナウイルスの感染拡大に直面したことから「観光だけに頼らず、おいしいものを届ける道をつくりたい」と強く思うようになりました。そこで挑戦を始めたのが、ギフト商品の開発です。
その第一号となったのが「パフェアイス」。

フルーツソースは水をほとんど使わず、果物そのものの水分と甘みだけで炊き上げた大分県産フルーツのコンフィチュールを使い、ひと口ごとに自然の香りがふわっと広がるように繊細に調整されています。アイスに使う牛乳も地元・湯布院塚原で育った「湯布院のおいしい牛乳」を使用。湯布院だからこそできるおいしい商品になりました。
最近では、“規格外フルーツ”の活用にチャレンジしていて、農家さんが大切に育てても規格に合わず市場に出られないフルーツを、スイーツとして命を吹き込む取組も始めています。
「大分のおいしさを、ちゃんと伝えたい」。その思いはリニューアルしたホームページにも。「いちごはかせ」「かぼすくん」「ゆずちゃん」が湯布院の大地と自然の恵みをいかして、感動をひろげています。

誰かにおいしいものを贈るとき、自分へのごほうびを選ぶとき——大分の景色や人の温もり、そして笑顔を、一緒に手渡せるようなスイーツでありたい。そんな願いを胸に、今日も地元の素材と向き合っています。

| 生産者名 | 有限会社フードスタッフ |
|---|---|
| 所在地 | 大分県由布市湯布院町川北字深山1757番地の7 |
| 主な生産品 | ソフトクリーム、アイスクリーム、調味料 |
| HP・SNS | https://foodstuff.co.jp/
https://x.com/yufuinfoodstuff/ |