生産者レポート

TOAST coffee roaster

TOAST coffee roaster
乾杯のあとに、やさしい時間が残るカフェ
戦う日々の経験からたどり着いたのは、「乾杯したあとのような時間を提供できる場所づくり」。想いと技術、そして地域とのつながりから生まれる一杯をお届けします。

戦う場所から、乾杯できる場所へ

挾間町の住宅街の入口にある小さなコーヒー屋さん「𝐓𝐎𝐀𝐒𝐓 𝐜𝐨𝐟𝐟𝐞𝐞 𝐫𝐨𝐚𝐬𝐭𝐞𝐫」(トストコーヒーロースター)。あまり聞きなれない「TOAST」という言葉は、“乾杯”という意味があります。

店主の藤井さんは 45 歳まで特別支援学校の教員として働いていました。
教育の現場はやりがいがある一方で、制度や人間関係など、多くの「戦い」の中に身を置く日々でもあったといいます。

子どもたちのために出来ることは全てやった。
これからは、卒業後の長い生活を支えることができる場所を作りたい。
「乾杯のあとの楽しい宴のような場所を作ろう」
そんな想いから、お店づくり、そして店名の原点となりました。

 

 

コーヒーが心を整えてくれた時間
教員時代、心身の不調から休職を余儀なくされた時期がありました。
その頃、藤井さんの心を支えたのが、毎朝コーヒーを淹れる時間だったそうです。

30分早く起き、豆を挽き、お湯を注ぐ。
その静かな習慣が、気持ちを落ち着かせてくれたといいます。

「コーヒー豆を、毎週のように買いに行ってたんですよね」
毎日の暮らしとコーヒーで落ち着く気持ちや時間を過ごすなかで、教員には戻らず事業としてカフェを営むことを考えるようになりました。

事業の構想を考えていた時に、「焙煎機を入れて、しっかりやったほうがいい」と背中を押されたことも、今のやり方につながる大きな転機でした。

 

「寄りそう焙煎」というスタイル
藤井さんが導入した焙煎機は、「テクノロジーで、おもてなし」 をコンセプトにしたもの。
100gから1kgまで焙煎でき、一人ひとりの好みに合わせた調整が可能です。またこだわりのアーモンドなども焙煎が可能。店内でコーヒーと共に選ぶことができます。

「“この豆はこの焙煎で”、とは決めつけたくはない。」
焙煎士としての“正解”よりも、飲む人の好みに寄り添うことを大切にしたい。
他の焙煎士の方とは違う考え方かもしれないけれど、できるだけ“人の思い”に寄り添いたい、という思いを貫いています。

それは、特別支援学校で生徒一人ひとりに向きあって、「やりたいことができるように、どう支えるか」を日々、考え、寄り添い、実行されてきた姿と重なります。

「働く場所が教室からコーヒー屋に変わっただけで、実はやっていることは変わっていないんです。」

 

コラボレーションから生まれる仕事
𝐓𝐎𝐀𝐒𝐓 𝐜𝐨𝐟𝐟𝐞𝐞 𝐫𝐨𝐚𝐬𝐭𝐞𝐫の事業運営の根底には、「コラボレーション & ディスアビリティ」という理念があります。

障害の有無を“支援の対象”として捉えるのではなく、異なる特性や得意・不得意を前提に、共にものづくりを行う考え方です。

藤井さんはそれぞれが担える役割を持ち、対等な関係で協働することを大切にしています。

例えば、ふるさと納税の返礼品のドリップバッグコーヒーの手詰め作業は、福祉事業所と協働。
ハンドドリップに近い味わいを楽しめる形状のドリップバッグは、手作業だからこそできる商品です。

「どうしたら福祉の仕事が生まれるか」
そんな問いから生まれたこの取組は、地域課題解決型カフェとして“役割を持って働く”ことを自然な形で広げています。

 

由布市という、顔が見えるまちで生きる
由布市について尋ねると、「人が面白いまち」という言葉が返ってきました。

志を持ち、自分のやりたいことを地域の中で形にしようとする人が多いこと。
まちがコンパクトで、行政も人も見えやすいこと。

自分のことだけでなく、地域のことも思いながら挑戦できる土壌が、由布市にはあると感じています。

 

これからも、乾杯(挑戦)できる未来へ
今後の目標は、「まずは、お店を続けることですね」と、とても現実的。

「自分自身も地盤を固めつつ、主催している「異業種連携事業YUFUプロジェクト」(通称ユフノカタチ)が永続できるようにしていきたいんです。
そのためにも、この仕事やこの場所がきちんと続かないといけない。

今は、ふるさと納税を財源とした「由布市市民提案型連携協働事業」に採択されてプロジェクトを実施していますが、今後は補助金に頼らず、自走できる基盤をつくりたいと考えています。

そして、顔が見えるつなぎ役として、地域の挑戦を支え続けたいですね。」と語ります。

 

一杯のコーヒーが、誰かの居場所になる
𝐓𝐎𝐀𝐒𝐓 𝐜𝐨𝐟𝐟𝐞𝐞 𝐫𝐨𝐚𝐬𝐭𝐞𝐫のコーヒーには、戦いの中にいた時間、心を整えた朝、誰かとつくる喜び、そして「乾杯のあとに広がる時間」への願いが込められています。
そんな想いが重なって生まれた一杯を、ぜひ手に取ってみてください。

 

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